ネイチャーガイド、撮影コーディネーター、そして映像カメラマンとして屋久島を訪れる多くの人に島の魅力を伝え続ける、屋久島ツアーガイド「旅樂(たびら)」代表、田平 拓也。洋上のアルプスとも呼ばれ、海岸線から急激に標高を増す屋久島の山岳地帯の麓での生活は、まさしく大自然と日常が密接に関わり、その距離が極めて近い。人と自然を結びつけることを仕事とする、そんな彼が選ぶライフスタイルウェアもまた、人と自然を結びつけることができるミニマルで多機能なアイテム。屋久島を知り尽くた田平氏に現場で実際に使用され、惚れ込まれたアイテムをご紹介いたします。
午前中は対面での打ち合わせに襟付きのシャツ。午後はその装いのままにザックを担いで森に入りネイチャーガイド、そして撮影コーディネイト。耐久性が高く吸湿速乾性も高いアウトドア使用の襟付き半袖シャツは、オフィスと森を忙しく行き来する毎日には絶対に欠かせない、ヘビーローテーションアイテム。
「１年のうち365日雨が降る」、と例えられる程に多く雨が降る屋久島。たとえ麓が晴れていても、目と鼻の先にある山岳エリアでは大粒の雨が降りしきっている事などは日常茶飯事。カジュアルな装いにも着合わせ易いシンプルなデザイン性と、それでいて本格的な防水透湿機能を兼ね備えた BFF Jacket は、いつ雨に降られても良いように常に携帯される、まさしく田平氏の永遠の Best Friend である。
温暖な山岳エリアからの下山後は、まだ熱りのある体をオフィス内の涼しい空調との気温差から優しく守る、スーパーファインメリノウールを混紡した多目的高機能シャツ、Out And About Shirt を羽織る。同様に混紡された化学繊維、リヨセル・テンセル は木の繊維、いわゆるパルプから生成され、生地の耐久性と吸湿速乾性を高める。そして将来的に着古した 100% 天然由来のシャツ生地は、長い年月を経ていつしか土壌に還す事ができる。
オフの日、時間は、ローカル住民ならではの波と風の音だけが聞こえるお気に入りのスポットへ、肩の力を抜きにしばしば散歩へ出かける。UVカット機能、高い通気性・吸湿速乾性に驚くほどのストレッチ性を兼ね備えた Longsleeve Shirt と Wadi Shorts は、年間を通して比較的に温暖湿潤な気候である屋久島のプライベートタイムを快適に、開放的に、そしてリラックスして過ごす為に田平氏が選んだベストセットアップだ。
Takuya Tabira
-Photos by
Yosuke Kashiwakura
